ダンスをする上での悩み 「バトルはもう少しうまくなってから出ます」という意見について
今のストリートダンスの流れにおいて、バトルはかなりメインディッシュなイベントに
なっていると感じます。
ヒップホップやハウスというニュースクールと言われるダンスのバトルは
僕がダンスを始めた時はイベントとして行っているものはほぼなかったと思います。
ダンスを始めた年に【THE GAME】というバトルイベントが一世を風靡しました。
今ではどこに行ってもバトルバトルって感じなので、みんなバトルで
結果を残すことをモチベーションにダンスを踊っている人も少なくないと思います。
すごい熱量を感じて素晴らしいと感じています。
それはいつやってきますか?
バトルに出て評価を受けることが、全てではないと前置きしながら
話を進めますが、僕自身たまにですがバトルに出たり、ジャッジをさせていただく
ことがあります。
なのでそんなときは、声をかけれる人には誘ったりします。
だいたいみんな同じ気持ちを持たれています。
- 「もう少し踊れるようになってから…」
- 「自信がないし自信がついてから…」
- 「自分なんかが出ても…」
- 「次回あったらその時に…」
- 「まだ出れるレベルじゃないし…」
こういった感じが多いと思います。
僕もすごく分かります。
誰だって準備を整えて最強になってから戦に挑みたいですよね。
僕もそういうタイプです。
でもね、それっていつになったらやってきますか?
「もう少し踊れるようになってから…」
それはいつになりそうですか?
「自信がないし自信がついてから…」
自信はいつつきそうですか?
「まだ出れるレベルじゃないし…」
出れるレベルってあるんですか?
それはいつになりそうですか?
きっとこんな気持ちを持っている人は
いつになっても同じことを言っている可能性が高いです。
あなたはどうでしょうか?
仲間の言葉で…
少し僕の体験談をお話します。
僕がダンスを始めて3,4ヶ月の頃、ダンス仲間からバトルに出ないかと誘われました。
当然のように始めて間もない自分が、アドリブ勝負の世界に足を踏み入れるなんて
とんでもなくハードルの高いことで怖いし無理だと断りました。
自信がないし、踊れない自分を容易に想像できたし、そんな無様なダンスを
見せることが恥ずかしすぎるし、怖すぎました。
でもその仲間はけっこうしつこく、これからダンスを踊っていく身として
為になるのではないかと何度も諭してきました。
僕もその言葉に納得できたし、しぶしぶ出る決断をしました。
出るって言うんじゃなかった…
いざバトル本番を迎えて、会場に行くと有り得ないぐらいの
出場者の方たちがいました。
エントリーを済ましてから本番までの時間が練習時間になるわけなんですが、
他の出場者の勝ちに来ている表情なんかを目の当たりにするわけです。
「うわぁ~」って感じで圧倒されて、乱れていた精神がさらにかき乱されるわけです。
練習の時にすでに心ここにあらずの状態で、ただ無機質に体を動かしているだけでした。
出番が近づいたときの記憶を今も覚えているんですが、
「もう逃げ出して帰りたい」と本気で思ってました。
ダサいですね。
でもこれが本心でした。
何とかその気持ちに反発して出番を迎えて踊ったわけですが
その時の記憶はありません。
その当時もテンパってどんな感じで踊ったのか覚えていません。
一番初めに出たバトルがこんなダサダサな感じです。
自分のメンタリティーを痛感させられました。
踊る前に自分が本番までどういうダンスをしてきたかがよく分かります。
「もっと練習しとけばよかった」「もっと出来たんじゃないか」とか
不安になって思ってしまうわけです。
初めてバトルに出て悔しがれる人たちを見ると
なんか自分の弱さと力の差を感じさせられます。
すごいなぁと純粋に思ってしまいます。
ありえないぐらい緊張して、恥をかくダンスをして終わった
苦い経験でも今は出て良かったなと思うわけです。
それは出ていなかったらこんな苦しい思いを体験できないわけで
その経験を早い段階でしたことにより、次への階段も早く
踏み入れれるようになるからです。
発想を逆転させよう
フリーで踊れるようになるために頭に入れておいたほうが
良いんじゃないかなと思うことは
フリーで踊れるようになってからバトルに出るのではなく
バトルに出るからフリーで踊れるようになる
こういう発想を持てたら
フリーで踊れるようになりたい人や、バトルに出てみたいけどブレーキがかかって
足踏みしている人には、少しだけ一歩が近く軽くなるんじゃないかなと思います。
バトルに出たことない人にとっては完全に未知の世界だと思います。
知らない世界だから余計に怖いです。
「嫌だなぁ」と感じているポイントこそ成長できるポイントだったりします。
「嫌だなぁ」と思う自分を大事にしたいならそれで良いと思います。
ただ、同じところで悩みなかなか進歩が難しいかもしれませんね。
進化するときは、まず痛みが先にある気がします。
僕は「逃げ出して帰りたい」「バカほど緊張する」「ありえないほどの不安」
「何も踊れなかった」という痛みを先に経験したから、
その後の成長があったと思っています。
挑戦することで無駄になることは結果的に一つもないはずです。
もし、共感できることや少し安心できたり、
少し勇気を持つことに役立つことができていたら嬉しく思います。
がんばりましょう!!
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