ダンスが上手くなるために考えておかないといけないこと

 

ダンスがうまくなるためには!?

 

 

ダンスが上手くなりたいですか?
じゃああなたの上手いってどういう言葉として使っていますか
これを理解しないといけません。

 

 

単純に教えてもらったこと、習ったこと、出来ないことが
踊っているうちに自分のものになっていく感覚だったり、
「出来たっ」て思う瞬間があったり、この少しずつの変化は
大切になります。

 

自分で自分を育んでいること、育まれていることを認識して
噛み締めながら進んでいくのです。

 

全然進歩していないなぁと感じることがあると思います。
ちょっとした変化を見逃さないようにしてください。

 

 

1章

 

やり始めの頃というのは全く何もないわけなので
当然吸収するものばかりです。スポンジ状態です。
吸うことしかないのです。

 

 

その期間はとにかくたくさんのことを吸収して自分の体に取り込んでください。
この期間を僕はサンプルを集める期間と呼んでいます。

 

 

この過程を経ないと自分のオリジナルのものや個性という色は
絶対に出ませんし、出せません。

 

 

そして自分の好きなものや自分に合っているもの、自分のやりたいことが
見つかりません。

 

 

何か自分で選択するためにも、選択できるようになるにも
目の前にあるものが自分の好きなものなのか、合っているものなのか、
やりたいことなのかを判断する基準を持てないと、選択していくことは無理です。

 

 

その基準を得るためにサンプルを集めるフェーズ(段階)が必要になります。

最初の段階としては自分が自分のことを知らないので、知るという意味で
とにかくやる、とにかく踊るってことですね。

 

 

レベル0~10ぐらいはやってれば勝手に上がります。
レベル10~20、20~30となって行くにつれて難しくなっていきます。

 

 

2章

 

必ず停滞している感覚を味わう段階(フェーズ)が訪れます。
とにかく練習すればいいというステージではなくなります。

これは大きな壁となります。

 

 

今までと同じように練習をしていてはおそらく何も変わっていきません。
工夫する必要が出てきます。

例えば
Aさんが出来ないステップが出来るようになったとします。
そして出来るようになったステップがたくさん増えてきて
10個出来るようになりました。

 

 

Aさんの目的はステップが出来るようになることの先にある
ソロでフリーに踊れるようになることでした。

 

 

そうなったときにステップが出来たところで、フリーで自由に
踊れるかと言ったらまたこれは別の問題になってきます。

 

おそらくほとんどの人が色んなステップを習得できれば

フリーで自由に踊れるようになると思っています。

 

でもステップが出来るようになっただけでは、

そのステップは踊れるけど、流れでは踊れません。

 

 

なので今までやってきた練習から少し方向を変えていかないといけません。
フリーで踊れるようになるにはどうしたらいいのかを考えないと
Aさんの目的は達成されません。

 

 

こんなふうにまず自分がどうなりたいのかの目標と目的がないと
何をしたら良いのか、何のためにしているのかがわからなくなります。

 

 

だから上手くなるためにはある程度見ているものをはっきりさせましょう。
そしてそのために必要なことを考えてやっていきます。

 

 

そうやってステップ10個を使いこなせるようになり、フリーで踊れるように
なっていきます。

 

フリーで踊れるようになるためのステージも用意してますので

ぜひTryしてください。

 

 

3章

 

さらにこの段階になると練習をすることはフリーで踊ることになります。
Aさんの目的は確かに達成されたわけなんですが、Aさんはもっと上手くなりたいという
向上心があります。

 

 

ステップ10個(レベル10と仮定します)をいろんな形で使いこなし、フリーでは踊れます。
でもずっとレベル10のまま踊り続けています。
確かにフリーでのレベルは上がっていても、根本にあるレベルが上がっていません。

レベル10をレベル11にしていかないとフリーで踊ることの天井がすぐに見えてきます。
なのでステップ10個の質を上げることと、さらに新しいものを自分に取り込むサンプルを
集める期間が必要なので、それらを同時に並行してやっていきます。

 

 

4章

 

レベルが上がっているのを自分で実感することはすごく大事です。
ただその踊りが独りよがりだとすこし寂しい感じがします。
(それで良いという場合はokです)

 

 

でも見ている人に自分の踊りが伝わったりすると純粋に嬉しいものです。
じゃあその伝わるっていうのはどういうことなのでしょうか?

 

 

これは自分が見る立場になった時を思い出すしかありません。
自分が感動する時はどういう時なのかを考えます。

 

 

一つだけ普遍的なものがあります。
それは気持ちです。ハートの部分です。

 

 

これは踊る側と見る側が共感しやすい唯一のものです。
じゃあ気持ちを伝えるためにはどうしたら良いのか

 

 

これは日常生活でも同じ事が言えます。
喜怒哀楽の感情表現ってどう伝えているのかということが答えです。
人それぞれの打ち出し方がきっとあると思います。

 

ちなみに僕は日常生活で誰かに向けて感情をあらわになかなかできませんし、していません。
そういう状態になかなかならないというのも理由の一つですが…

 

じゃあダンスで感情を出すというのはどういうことかを考えましょう

 

 

5章

 

見ていて鳥肌が立ったりする瞬間ってあると思います。
思わずガッツポーズしている瞬間を見たり。

 

この時その当事者はどういう状態かというと本気の状態であるということ。
見ていて真剣に本気でやっている時って何か空気感で分かるものだと感じます。

 

じゃあその状態で自分が踊る時もやっていないとなかなか伝わりません。
本番だけ本気でやるとかそんなことをしても100%発揮できません。

 

ただでさえ本番で100%なんてものは難しいし、7~8割がいい所です。

 

 

伝えようと思うと練習の時から本気で踊るようにしないといけません。
だんだん自分の踊りに、踊り慣れてくると気持ちよく楽に踊ることしか
しなくなります。

 

 

本気で踊る時間を少しでも作るようにしないと人に伝わる踊りは難しいです。
もちろん本気で踊るにも種類があるので、ただただ全力疾走で走り抜けること
だけが本気ではないと思います。

 

 

でも伝える方法としては一番シンプルです。
全力で練習することは体にとってもすごくためになります。

 

 

 

自分のテンションをコントロールすることは簡単でありません。
自然とテンションが上がれば全力で踊ることは苦ではありません。

 

 

何もしていない状態からテンションMAXはさすがに無理というか
多分不可能です。

 

 

自分独りでは限界があります。
練習をするのは一人でも良いと思います。
この一人ではなく、この独りは苦しいです。

 

 

なので環境が大切になっていきます。
自分の気持ちが高まる仲間が一人でも出来ると練習の質も変わっていきます。
全力を出しやすい環境に身を置くことができます。

 

 

刺激を外から受けることは大切です。
それが自分の新たなきっかけになることがあります。
話しているだけでそれが踊りに活きます。
ダンス観を共有しながらまたは違いを感じることで学びになります。

 

独りでやっているときと明らかに違うことが実感できます。
今いる自分の環境にも目を向けてみてください。
練習をどういう度合いでやるのかということ。
練習をどういう内容でやるのかということ。
練習をどの環境でやるのかということ。
今いる自分のステージによって練習方法は変わってくると思います。
自分に合った方法を探し、見つけていきましょう。

 

 

今まで挙げてきたのは一つの例でしかありませんし、まだまだ他にも存在します。
あなたの助けになればと思いますが、
事細かくこうしろああしろという事を僕は言いません。
もっと細かく言って欲しいという所もあるかと思います。
でもその考える時間こそが自分の成長を飛躍的に上げることを分かっているし、
一つでもクリアできればそれは自分の力だし、自信になります。

 

 

やっていること全てがプロセス(過程)です。
プロセスを楽しみましょう。

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